こんにちは。こあらやこざるです。
横浜市の山手地区ある「エリスマン邸」へ行って来ました。
エリスマン邸とは「フリッツ・エリスマン氏」がかつて住んでいた屋敷です。
フリッツ・エリスマンとは
生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人格として活躍した、スイス生まれの人です。
屋敷は大正14(1925)年から15(1926)年にかけて、「近代建築の父」といわれるチェコ人の建築家「アントニン・レーモンド」によって設計され建てられました。
「アントニン・レーモンド」とはチェコ出身の建築家で、「フランク・ロイド・ライト」のもとで学び、帝国ホテル建設の際に来日して日本に「モダニズム建築」の作品を多く残した人です。
椅子やテーブルなどの家具も「アントニン・レーモンド」により設計されたものとあって、「建築家」を目指す学生も見学に訪れる場所でもあります。
エリスマン邸へのアクセス
所在地:横浜市中区元町1-77-4
開園時間:9時半から17時まで
見学料金:無料
休館日:年末年始(12/29〜1/3)及び月1回(休館日が祝日の場合は、その翌日休)
<電車>
・みなとみらい線「元町・中華街」駅 6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩8分
※「元町・中華街」駅「元町・新山下方面」改札口を出て右手のエレベーター・エスカレーターで屋上にあるアメリカ公園まで上がれるので経由してエリスマン邸まで歩けます。当方はこちらの行き方で向かいました。
・京浜東北線「石川町」駅から徒歩約26分
※元町を散策しながら行くのであれば「石川町」駅から行くのがオススメです。
<バス>
JR「桜木町」駅から、神奈川中央交通バス11系統「元町公園前」下車徒歩すぐ。
エリスマン邸の見どころポイント
▲1階の「食堂兼居間」です。
訪れた時は「花と器のハーモーニー2019」~開港60年山手今昔 想いを馳せて~というイベントが開催されていました。
トップフラワーアーティストや華道家とのテーブルウェアの競演がされています。
▲1階の「応接室」です。
現代的なモダンな暖炉がとても素敵です。六角形のテーブルが印象的です。
▲1階「サンルーム」です。
ガラス張りで外の風景も良く見ることができます。
▲2階に上がる階段です。
踊り場には大きな窓がついていて明るいです。
▲外の風景も素敵に見えます。
▲2階の1つ目の「ベッドルーム」(現在は資料室)です。
落ち着いた部屋でよく眠れそうです。
▲2階「浴室」です。
寝室の隣に配置されています。
▲バスタブは日本の物より浅い仕様です。
水栓器具が随分高いところについているのが海外式ですね。
▲2階の「主寝室」です。
広いのでこのような展示もラクラクできてしまいます。
▲2階の「主寝室」は現在展示室となっており、当時の町の様子を再現したジオラマがありました。
▲2階の3つ目の「寝室」です。
窓がとても大きく開放感があります。
カーテンが天井近くから吊るされ、洋館建築の優美さを感じることができます。
▲華やかな食器が目を惹きます。
▲階段下には当時使われていた暖房機器があります。
▲1階玄関口にはレトロな電話がありました。
なんとこの電話は使うことができます!
▲今見ると、レトロな仕様が新しく見える不思議な体験です。
エリスマン邸の駐車場
専用駐車場はありません。
エリスマン邸周辺の駐車場はこちら
エリスマン邸のトイレ
▲1階の玄関脇にあります。
オムツ替えシートも設置されています。
エリスマン邸へ行ってみた感想まとめ
エリスマン邸のトイレにはオムツ替えシートの設置がされていて、小さなお子さんでも見学することができます。
邸宅はそれほど広すぎないため、小さなお子さん連れでも飽きる前に見学が終わると思います。
階段も緩やかに造られているので、落ちる心配もありません。
長男(9)と次男(4)は「昔の家ってひろーい!」と言ってましたが、エリスマンは豪商のエリートでしたのでそのあたりを説明してあげると合点がいっていたようです。
子供たちには「エリスマン」の響きも覚えやすく、記憶に残ったようです。
また、エリスマン邸には以前「しょうゆ きゃふぇ」というTVでも紹介された、カフェがありました。
現在は元町の方へ移転されています。
「しょうゆ きゃふぇ」の名物は、卵黄を乗せたプリンで存在感ある卵黄が中央にプルンと乗っています。
お味は濃厚な味わいで後を惹く美味しさだそうです。
元町散歩の際には「しょうゆ きゃふぇ」へ寄ってみても楽しめそうですね。
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