鎌倉「建長寺」へ行ってきた!駐車場・お守り・御朱印・見どころレビュー

こんにちは!こあらやこざるです。

今回は鎌倉市にある「建長寺」へ行って来ました!

建長寺は、鎌倉五山の第一位にあたる臨済宗建長寺派大本山です。

建立したのは、鎌倉幕府五代執権北条時頼で、建長5年(1253)に建立されました。開山したのは、中国の高僧無明慧性(むみょうえしょう)に学んだ、蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)です。中国宋時代の厳しい修行スタイルを日本で導入し、日本で初の臨済禅だけを修行する禅寺として絶大な力を持つカリスマのお寺でした。

天下の禅林として、千人を超える修行僧を指導するほどの規模を持っていたとか。

ちなみに、禅寺とは臨済宗・曹洞宗・黄檗宗(おうばくしゅう)の寺を指しており、禅寺とは坐禅会を行う寺です。

また「けんちん汁」発祥の寺として有名です。

▲ちょうど訪れた時は、建長寺が運営する「鎌倉学園」の学園祭の真っ最中でした。

左手に「鎌倉学園」が見えます。

そのためか「建長寺」へ参拝する方もより多く見えました。

「建長寺」の参考動画
もくじ

建長寺へのアクセス

〒247-8525 神奈川県鎌倉市山ノ内8

<車で行く場合>
・横浜横須賀道路「朝比奈I.C」から「県道204号」→「県道21号線」を道なりに約20分

建長寺の駐車場

▲建長寺の駐車場は総門のすぐ目の前にあります。

駐車場料金&台数&利用時間

料金1時間毎600円/バス1時間2,000円
収容台数30台
営業時間8時半から16時半
※定休日1/1~1/3、そのほか行事のある時も利用不可になります。

<バス>
・JR横須賀線「北鎌倉」駅より江ノ電バス「鎌倉駅」行き「建長寺」下車バス5分
・JR横須賀線「鎌倉」駅より江ノ電バス 各種「大船方面」行き「建長寺」下車バス10分

<電車>
・JR横須賀線「北鎌倉」駅より徒歩約15分
・JR横須賀線「鎌倉」駅より徒歩約30分

詳しいアクセス情報はこちら

私たちは、北鎌倉駅より「歩いて行くコース」で向かいました。

来る途中にはあじさいで有名な「明月院」があり、とても混雑していました。

明月院を過ぎたあたりの建長寺へ向かう道はとても狭くなる部分があり、混雑時にはベビーカーだとかなり厳しいです。

開園時間&拝観料金

開園時間:8時半から16時半まで
拝観料: 大人(高校生以上)500円、 小人(小中学生)200円
※現金のみ使えます。
※障害者手帳・療育手帳を提示すると、本人と付添1名無料なります。

建長寺の見どころポイント

▲「総門」です(「巨福門」とも言います)。

天明3年(1783)に建立された、京都の般舟三昧院(はんじゅさんまいいん)の門を昭和15年に移築したものです。

▲入るとすぐ右手が拝観チケット売り場になります。

左手には、お土産と朱印所と休憩場があります。

▲拝観チケットには「天下禅林」とあり禅寺の最高位を示しています。

▲「三門」です。三門は重要文化財です。

楼上には五百羅漢などが安置されており、その下を通ると心が清浄になることを祈念しています。

▲「おびんづるさま」です。

痛いところをさすると、治るとされています。

たくさんの人が触るので、おびんづるさまはつるつるしていました。

▲三門の横には国宝「梵鐘(はんしょう)」があります。

建長7年(1255年)建長7年(1255年)に大和権守物部重光(やまとごんのかみもののべしげみつ)が制作しました。

▲梵鐘の隣には「嵩山門(すうざんもん)」があります。

「嵩山門」より先は修行道場のため、拝観は禁止されています。

▲「建長寺の柏槇(びゃくしん)」です。

神奈川の「名木百選鎌倉市指定保存樹木」となっています。

蘭渓道隆が中国から持ってきた種をまいたとされおり、推定樹齢760年と言われています。

▲「柏槇の庭」を抜けると「仏殿」があります。

国重要文化財です。

中には建長寺の本尊・地蔵菩薩があります。

▲菩薩は「天国から地獄に至るまで、すべての生物を救い、成仏させる」と誓っています。

北条時頼と蘭渓道隆の「迷いの中から救い悟りを得る」という願いが込められています。

▲「法堂(はっとう)」国重要文化財です。

かつて、僧侶全員がこの法堂に集まり、説法を聞きました。

建物は1814年に建長寺派の寺院により再建されたものです。

▲中には「釈迦苦行像」があります。

釈迦が極限の苦行・禁欲(断食)をしている姿を現しています。

徹底的に体を痛めつけるような荒修行をしていたそうです。

元の釈迦苦行像はガンダーラ文明の遺産であり、ラホール中央博物館に安置されています。

それを元に造られた像が愛知万博に陳列され、その後に、日本へと寄贈されました。

唯一国外への持ち出しを許可された貴重な釈迦像です。

▲天井には「雲竜図」があります。

建長寺の創建750年を記念して、小泉淳作(こいずみじゅんさく)画伯によって2000年(76歳)の時に描かれました。

▲「方丈」です。「龍王殿」とも呼ばれます。

方丈とは昔は住持(じゅうじ=住職)が居住する場所でした。

総門と同じく京都の般舟三昧院から1940年に移築されました。

1732年に建てられ、元は皇室のお位牌を安置するためのものでした。

▲中では現在、法要や坐禅や研修の場所として使われています。

▲坐禅体験ができるようにスペースがあります。

坐禅がしやすいように座布団が折りたためる長い造りになっています。

▲「庭園」です。方丈の後ろ側にあります。

禅寺を象徴する庭園で江戸時代に改修されました。

▲方丈の「唐門」です(国重要文化財です)。

桃山風(ももやまふう)向唐破風(むこうからはふ)という、16世紀後半の日本の屋根の建築様式で作られています。

漆塗りの四脚門(よつあしもん)で仏殿の装飾技法とよく似ています。

1628年、東京・芝・増上寺で徳川二代将軍秀忠(ひでただ)の妻、(お江の方(おごうのかた)の霊屋(おたまや=墓のお堂)の門として建てられた後、1647年、仏殿・西来門(せいらんもん)と共に建長寺に寄附されました。

方丈(龍王殿)の正門として使用されています。

2011年、解体修理がほどこされ、とても美しいです。

▲建長寺の中はとても広く、方丈脇の道を奥へ行くと寺院があります。

▲「半僧坊」へ向かう道中にはあじさいがたくさん咲いていました。

▲「半僧坊」まではさらに奥へ奥へと道が続きます。

▲鳥居も歴史を感じます。

▲ようやく麓まで来ると、今度は階段が続きます。

▲上から見た風景です。

▲まだまだ階段は続きます。

▲ようやく、頂上へと到着すると、そこにはいたるところに像があります。

▲「天狗」の像がたくさんあります。

実は、天狗が火事を防ぐ「火伏せの神」とされており、建長寺を護る鎮守とされています。

天狗像は十数体ほどあります。

▲さらに登ります。

▲親分のように立つ大天狗がいます。

▲相模湾見晴らし台からの風景です。

▲富士見台からの風景です。

うっすら富士山が見えました。

頂上の御祈祷受付所でお守りが買える

▲頂上では祈祷を行っています。

また、お守りを販売するところがありました。

▲頂上で購入したお守りです。

長男は寅年なので虎のお守りを選びました。

料金は500円ほど

御朱印について

受付時間:8時半から16時半まで
2か所あります。

御朱印は各300円

【1か所目】
総門を通って左手にあります。

拝観受付後、御朱印帳を朱印所に出します。(帰りに渡してくれます)

【2か所目】
半僧坊にある朱印所です。

建長寺のトイレ

▲法堂近くにトイレがあります。

中は古さを感じるものの、キレイに清掃されており洋式仕様でした。

バリアフリートイレもありました。

▲方丈のトイレです。

サンダルに履き替えて入ります。

建長寺へ行ってみた感想まとめ

建長寺はとても大きなお寺です。

観るものほとんどのものが重要文化財であったり、国宝であったりと、大変貴重なお寺です。

混み具合はそれほどではなく、鎌倉において「穴場」のパワースポットと言えます。

敷地内には、拝観はできませんが、塔頭(たっちゅう)寺院も数多くあります。

塔頭寺院とは、祖師や門徒高僧の死後に弟子が師の徳を慕い、大寺・名刹に寄り添って建てた小さな院のことです。

すべて主要の場所を巡るだけでも1時間はかかるでしょう。

そのため、スニーカーもしくは、女性はヒールの無い靴が必須です。

我が家の健脚な9歳と4歳の子供たちは、どんどん奥の半僧坊まで上がっていってしまいましたが、小さなお子さんがいる場合、半僧坊は急な階段が続くため、厳しいかなと思います。

ですが、階段を登りきって山の頂上に出ると、達成感を得ることができ気持ち良いです。

頂上でも「御朱印」を頂くことができるので、より有難みを感じそうです。

ちなみに「半僧坊」を抜けると、「天園ハイキングコース」の数か所あるうちの入り口のひとつとなっています。

1時間半ちょっとで初心者やお子さんでも歩きやすいハイキングコースです。

子供たちがもう少し大きくなったらハイキングも挑戦してみたいですね。

また、建長寺入ってすぐに小規模な休憩所があり、飲料水の自動販売機の他に子供が喜びそうなアイスの自動販売機もありました。

冷房も効いており、ちょっとした休憩によさそうです。

のんびり拝観していると拝観時間より前にお土産屋さんと休憩所がしまってしまうので注意が必要です。

当方は、帰りに休憩しようと思っていたら悲しきかな、すでに閉まっていました。拝観する場合は余裕を持って行くことをオススメします。

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